2014年の夏には5年ぶりに
エルニーニョ現象が発生して
秋まで続く可能性が高いようです。
ではエルニーニョが発生したら
どのような問題があるのでしょう?
エルニーニョやエルニーニョ現象とかよく聞くのですが、
いったいどんな現象なのか、知らない人も多いはずです。
もちろん管理人もその一人で、気象現象だというのは
分かってますが具体的には何も知らないのです。
そこで今回はエルニーニョについて調べてみました。
エルニーニョとはどんな現象なのでしょう?
エルニーニョ現象
東太平洋の赤道付近で海水温が1~2℃前後上昇する現象。
場所はだいたいガラパゴス諸島付近や、ペルー沖とされています。
画像引用:wikipedia
1997年に発生した20世紀最大規模のエルニーニョ現象では、
平年よりも最大で5℃も海水温の上昇が観測されています。
それにしても5℃も水温が高いって凄いですよね。
管理人は魚釣りが趣味なのですが、水温はかなり重要な要素です。
水温が何度になったら釣れだすとか、魚が産卵を始めるとか、
水温を目安にして魚の行動を予測して釣りをしているのですが、
普段と水温が5℃も違ったら、まったく予測ができませんよ。
なのでエルニーニョが発生した年には不漁になったり、
普段は獲れない魚が大量に捕れたりする事があるようですね。
エルニーニョはもともと南米ペルーとエクアドルの間に位置する
グアヤキル湾や近海で毎年12月に発生する海水温の上昇を指していました。
時期がちょうどクリスマスの頃なので、スペイン語で
イエス・キリストを指す「エルニーニョ」と呼ばれます。
※エルニーニョの本来の意味は「男の子」
しかし数年に1度の割合で、海水温の上昇が大規模に発生して、
アジア・オセアニア・北米の範囲にまで影響を及ぼすことがあります。
これにより広範囲での異常気象が報告されるようになり、
海洋学者や気象学者が、もともとの「エルニーニョ」から引用して、
「エルニーニョ現象」と呼ぶようになったのです。
なので厳密には「エルニーニョ」と「エルニーニョ現象」は、
違う気象現象となるのですが、もともとのエルニーニョが
あまり知られていないので、便宜的にエルニーニョも
エルニーニョ現象と同じ意味で使われていることが多いです。
では海水温が上昇するとどうなるのか?
海水温の上昇により大気の温度に影響して気圧変化が起こります。
気圧変化により広範囲での大気の流れが変化を起こしてしまい、
通常と異なる大気の流れにより各地で異常気象が起こるのです。
では日本ではどのような異常気象になるのか?
日本では梅雨が長く続いて、雨と曇りの多い「冷夏」となり、
冬は気圧配置が安定せずに「暖冬」になる傾向が高いです。
冷夏については以下の記事なども参考にご覧下さい。
「2014年の夏は冷夏なの?冷夏になるとどうなるの?」
ただエルニーニョは上記のように一定の傾向はあるのですが、
毎回違うパターンなので、必ず冷夏暖冬となるわけでもないです。
エルニーニョの発生状況については以下のサイトで確認が出来ます。
気象庁:エルニーニョ監視速報
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/elnino/kanshi_joho/kanshi_joho1.html
最後まで読んで頂いてありがとうございました。