「おいたをする」など、
よく耳にする言葉で、
また使うこともあります。
この「おいた」とは、
どんな意味なのでしょう?
よく子供の頃に「おいたするな」「おいたしらたアカンぞ」と、
両親に言われたり、怒られたりしていた記憶があります。
最も記憶に残っているのは、小学校の低学年の頃なのですが、
父親のマッチをすって遊んでいて火傷をした時に、
「おいたするな言うてるやろっ!」
と、怒鳴られて火傷の痛みも吹っ飛んだぐらいビビリました。
その時の火傷の痕は今でも手に残っているぐらいですから、
怒鳴る前に息子の火傷を心配しろよ!とつくづく思いました。
そんあ事もあり、子供の頃はてっきり「(自分が)痛いことするな」とか、
「(相手に)痛いことしたらアカン」って意味だと思ってました。
しかし、大人になってから自分の解釈が間違えていたと知ります。
では、おいたとはどんな意味なのか?
おいたとは?
おいたとは「いたずら」の事です。
いたずらを略した「いた」に丁寧語の「お」をつけています。
この「おいた」は一般的には幼児のいたずらを指す言葉です。
なんで丁寧語なのかと考えたのですが、
おそらく幼児を叱るときに使う言葉だからでしょう。
「おいたしたらダメでちゅよ~」とか、
「おちたが過ぎまちゅね~」って感じですかね。
まあ善悪のついてない幼児の可愛い「いたずら」に、
目くじら立てて怒るような親はいないでしょうからね。
ただ、管理人がおいたするなって言われたときは、
あきらかに優しい言い方じゃありませんでした。
それは「おいた」=「いたずら」との認識で使われているからでしょう。
辞書などで調べると幼児のいたずらとなっていますが、
普通に幼児以外にも使いますし、大人相手にも使ってますよね。
管理人もよく「おいた」って言葉を使うほうだと思います。
例えばこんなふうにですね、
「おいたが過ぎるんとちゃうか?」
って感じで使っているのです。
ちなみに「ちゃうか」とは「違うか」のことです。
まあ、この場合は「いたずらが過ぎる」というよりは、
「調子にのっている」といったイメージで使っています。
つまり「調子にのり過ぎているんじゃないか?」ですね。
これは正しい使い方ではないのかもしれないですが、
こんな感じで使ってる人も多いんじゃないかと思います。
あ、あと飼い猫にもよく言ってますね。
「おいたばっかりしてたら、ほってまうぞ」って。
ちなみに「ほってまうぞ」とは「捨ててしまうぞ」です。
関西人なもんでセリフだと分かりにくい言葉ですいません^^
おいたは幼児相手だけじゃなく、子供や大人にも使いますし、
「いたずら」はもちろん、悪ふざけや悪ノリなどにも使いますね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。