節分に食べる食べ物と言えば、
「恵方巻き」がまず一番に思い浮かびますよね。
あと、「いわし」も節分に食べることで有名です。
では、どうして節分に恵方巻きや、
いわしを食べるようになったのでしょうか?
それぞれの由来についてまとめてみました。
それでは、まず恵方巻きから説明しますね。
節分の由来についてはこちらをご覧下さい。
「節分の由来を子供にも教えてあげよう♪鬼に豆まきするのは何故?」
恵方巻きの由来
まず最初に「恵方巻き」の名称の由来ですが、
これはコンビニが商品を売るためにつけた名称です。
伝統的な名称のような感じもしますが、
1998年にセブンイレブンが全国発売の際に
商品名に採用したのが最初といわれています。
それ以前は普通に「巻き寿司」「太巻き」「丸かぶり寿司」
などの名称で親しまれていましたよね。
確かに今ではあたりまえのように「恵方巻き」と
言ってますが、子供の頃は「巻き寿司」って言ってました。
というわけで名称については、販売戦略によって
つけられた名称なので由来ってほどの話でもないです。
では、なぜ節分に「恵方巻き」を食べるのか?
こっからは名称を恵方巻きではなく、巻き寿司で説明してゆきます。
もともと巻き寿司は7種類の具材を使うとされていました。
この7って数字はラッキー7とかじゃないですよ。
七福神の数に関係した縁起物からきています。
しかし節分に巻き寿司を食べる風習は、
昔から全国にあるわけではなかったようなのです。
いろんな説がありますが、あまりありがたくない説があるんです・・・
それは花柳界の芸者や遊女が節分のときに
「だんなさまのあれ」
に見立てた新香巻きを食べた習慣を
ヒントにした大阪のお寿司屋さんが、
恵方に向いて食べると幸運が来ると宣伝して
始めたのが節分に巻き寿司を食べる由来だとか。
ホンマかいな?と言いたくなりますよね(笑
毎年、節分には巻き寿司にかぶりつくのを楽しみにしてますが、
こんな由来を知ってしまうとビミョーですね。
なので次は「いわし」について説明します。
なぜ「いわし」を食べるのか
今では、ほとんど見かけることが無くなりましたが、
昔は節分となると玄関に、いわしの頭を付けた柊(ひいらぎ)を
魔よけのまじないとしておいている光景が普通でした。
これは「節分イワシ」「厄除け鰯」と言われています。
昔から厄払いには、臭いのキツイ物にや、尖ったものを用いるとされており、
臭いのキツイいわしの頭と、トゲトゲの柊が使われていました。
また、いわしを焼いた煙で臭くなった家には、
鬼が寄りつかなくなり、邪気が入り込むのを防ぐと言われています。
なので、魔よけに「いわしの頭」を使う、さらに魔よけで「いわし」を焼く。
じゃあ、あとは食うしかないですよね(笑
だから食べ方としては焼いて食べるほうがいいようですね。
最後に
「恵方巻き」は名称も由来も残念な感じでしたね。
まあでも、丸かぶりは節分のイベントなので楽しく食べましょう^^
節分の2月3日は昔の暦では大晦日にあたります。
なので年越しそばのように、節分にそばを食べる地方もあるそうです。
今年は私も「節分そば」をやってみようかな。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。